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「エンジェル~」2・3回目 [キャラメルボックス]

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エンジェル・イヤーズ・ストーリー。
20日(金)に2回目、22日(日)に3回目の観劇をしました。

観るたびにいろんな見方ができるお芝居だと思います。
何回でも観たくなりました。

名古屋、神戸公演は終わってしまいましたが、
11月28日~12月25日、東京公演があります。

詳しくはこちら。http://www.caramelbox.com/

この先、ネタバレの感想を書きます。
まだご覧になっていない方は、読まないことをおすすめいたします。

 

14日の観劇の感想で、僕は、
娘の父への辛らつな言葉で胸が痛んだ…というようなことを書きました。

でも、20日の観劇では、まるで逆。
「その心の叫びを、もっとお父さんに聞かせてやれ!」と思ったのです。

1つのお芝居で、こんなに見方が変わる経験って、初めてで、驚き。
こういうのっておもしろいな、と思いました。

たいてい、観劇をする時は、
あまり、特定の人物に感情移入をしません。
その場の空気や、みんなの感情を、
できるだけ「カラッポで全開の心」で受け止める感じです。
しかし、今回は違いました。

最初の観劇では、西川さん演じる「父」の立場で観ていたようです。
だから、娘の言葉が辛かったわけで。

でも、2回目の観劇では、子どもたちの立場で観てました。
こんな頑固なお父さんだったら、やっぱり悔しいし、変わってほしい。
自分が子どもの立場でも、同じ気持ちになると思います。

で、3回目は、やっと、普段のように、
誰かに味方をしたり思い入れたりせず、ただ浸っていました。
そうすると、今度は、クライマックスシーンの、
春樹さんと秋人さんの兄弟にやられました。

最初の観劇の感想で、
「もっと深くなる」「もっと心揺さぶられるようになる」
と書いたのは、実はこのシーンのことで。

その揺さぶられ方は、予想以上でした。
心の動きが、響き合って、大きな波となって伝わってきました。

このシーン、2回目の観劇では、丈二さんに注目し、
3回目は、多田さんに視線をむけました。
…こんな多田さんを初めて見た気がします。
すごかった…。

ラスト近くの病院のシーン。
2回目の観劇の時、車椅子に乗る丈二さんの顔が、
自分の席からよく見えました。
あの表情に、胸を打たれました。いい表情でした。

前述の、丈二さんと多田さんのコンビネーションもすごいけど、
綾さんと坂口さん、三浦さんと小林千恵さんの組み合わせも好きです。
声は違うはずなのに、どちらが話しているのかわからなくなります。
それくらい、話し方やトーンなどが、2人で1つになっている、ということです。

それから、左東さん演じる詩郎くんの、柔らかな雰囲気が好きですね。
お気に入りキャラクターです。

他人は変えられないけど自分は変えられる、という言葉があります。
でも、自分の「変えるべきところ」にはなかなか気づきにくく、
自分を客観的に見るのも難しくて、
そういう意味では、自分を変えるのも難しいものです。

でも、お互いの気持ちを通わせることで、
お互いに、いい方向に変わっていけるんですね。

最初の観劇では子どもたちが変わることを期待し、
2回目の観劇では父に変化を求めましたが、
3回目は、このように感じました。

父と子どもたちが、自分を変えようとしたわけでもないし、
相手を変えようとしたわけでもない。
ただ、お互いを認めただけ。
それだけで、変わっていけるのです。

相手の想いを知り、自分の気持ちも伝えること。
そのことの大切さが、改めて胸に響きました。


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